ビーチクリーン事業

鉾田市大竹海岸でのビーチクリーンの様子

一か月に一度、茨城県内の海岸でビーチクリーンを実施

   茨城県は海岸漂着物に対して以下のような見解を示しています

  • 河口部や放水路付近に比較的多くの海岸漂着物が見受けられる。
  • 海岸漂着物は、木の幹・枝・植物片などの自然系漂着物が多く、次いで袋類や容器類などのプラスチック類が多く見られる。
  • 茨城県の海岸漂着物量の総量は、現地調査の結果から、約2,902立方メートル(約701t)と推計される。
  • そこで、海岸漂着物量が多い地域や海岸利用者が多い地域等、特に対策を講ずる必要がある地域を「重点区域」として設定することにより、海岸漂着物の回収・処理に関する重点的な対策の推進に努めていく必要があります。              
茨城県HP:https://www.pref.ibaraki.jp/seikatsukankyo/haitai/kikaku/kikaku/kaigan.html

当法人はこれらの茨城県の方針に則り、県内の海岸で月に一度ビーチクリーンを実施してます。

 ビーチクリーンで拾うことのできるごみの量は決して多くはありませんし、私たちのクリーン活動が直接海ごみ問題を解決するわけではありません。しかしながら、実際に海岸に流れ着く様々な種類のごみを見て、汗を流して拾うことは確実に参加者の意識を変えていくと考えています。それは”ただのごみ拾い”ではなく海で行う”ビーチクリーン”だからこそです。

 私たちの目指すビーチクリーンは効率的にたくさんのごみを拾ったり、小さなマイクロプラスチックまで回収する”作業”ではありません。海ごみ問題を身近に感じて、それでいて楽しい思い出を作る”アクティビティ”です。その先に海を守りたいと追う意識が生まれると信じています。例えばビーチクリーン実施後にスイカ割りをしたり近くの道の駅でゆっくり時間を過ごしたり、海に行くからこそできる楽しみ方を開拓しています。 

ビーチクリーン後に行ったスイカ割り

マリンアクティビティ推進事業

当法人の掲げる大きな意識を創造する事業の一つとしてマリンアクティビティ推進事業を行っています。詳細は準備中です。

環境教育事業

 日本財団の発表によると、海洋環境意識は学生期の海に行く頻度と相関があるそうです。全国の中高生が海を頻繁に訪れるようになれば最も効果的です。もちろんそれは夢物語ですが、とにかく学生の可能性は無限大です。もし、たくさんの学生が海に触れて海洋環境についてアンテナを張ってくれるようになれば、数年後革新的な解決策を見つけてくれるかもしれません。


 私たちにできることは中高生に海について考える機会を創出し、サポートを行うことです。”環境教育”というより環境について考える機会を少し作ってあげるだけで十分だと考えています。

 ・環境問題ってなに?
 ・マイクロチックってなに?
 ・どこが問題で何が難しいの?

 といったような私たちが現在触れている課題や情報を正確に伝えて

 ・本当に問題なのか
 ・どうやったら解決できるのか

 を考えてもらうのがSEA.ingの環境境域事業の流れです。公演中は決して主観的な考えや偏見を植え付けないように気を配り、学生の可能性を信じて、ただ情報や知識を一方的に説くだけでなく環境問題という答えのない難題に挑む機会を創出します。きっと素晴らしい意見や考え方を見つけてくれるはずです。